資源循環型材料_2
プラスチック材料は戦後,日常生活を快適で便利なものにするために,種々の分野で利用されてきた。しかし,これらプラスチック材料が,いざ廃棄される段階になると,特に焼却処理においては,塩化水素・ダイオキシンなどの有毒ガスや,地球温暖化の原因となる多量の炭酸ガスを発生し,大きな環境問題となっている。::: これらの環境問題に対処する方法として,自然環境下(土壌や海水中)で低環境負荷物質に分解される生分解性プラスチック(いわゆるグリーンプラ)を開発・使用することも有効な手段となり得る。当社はグリーンプラ及びバイオマスプラの両方の範疇に該当するポリ乳酸(PLA)系高分子について,我々が新規に開発した共重合体や複合体などを市場に供給している。